『ピーカーブー』プレイ記録&感想(1)

忙しさにかまけて約1月ぶりの更新。これからは小さいことでもこまめに書くようにして、更新頻度をあげたいところ。


先月末に発売された『ご近所メルヒェンRPG ピーカーブー』は私の好きな児童文学の要素を持ったRPGということで早速購入してプレイ。

まず、プレイヤーへどんな世界かを簡単に説明し、イノセント(人間)とスプーキー(オバケ)でペアを作るように言うと「スタンド使いかっ!!」との反応。
全然違います。でも、私もルール読んだ際になぜか同じことを想像してました。

プレイヤーは4人なので2組のペア。キャラメイクはルールブックの記述をなぞるように作り、一般的な行為判定と一日の各フェイズ(「学校フェイズ」「放課後フェイズ」「真夜中フェイズ」)について簡単に説明。ルールブックに表でまとめられている「スプーキーの魔法リスト」「フェイズの進行表」「行動リスト(通常・戦闘)」をプレイヤーへ渡しておいたおかげで説明と後のプレイはスムーズに進みました。約1時間半くらいでキャラメイクと説明は完了。結構お手軽ですね。

今回プレイしたのは次のようなお話。初回ということでそれほどひねった内容にならないようにしました。

              • -

春、新学期ということでPC達のクラスに男の子の転校生がやってきました。人が移動すれば移動するオバケも多い。オバケ達の社会でも新たなオバケ達を迎える百鬼夜会が開かれているようです。もちろん百鬼夜会に参加しないハグレオバケもいます。(ここでオバケ社会についてPCに説明。)
そんな中、クラスの女子がトイレで倒れているという事件が起きました。PC達だけは女の子の魂が抜かれていることがわかります。おそらくオバケの仕業です。
翌日、また別の女の子が学校で魂を抜かれて倒れました。調べてみるとどちらの女の子も転校生の面倒をよく見てあげていたことがわかります。さらにオバケ占いを行ったところ、学校の校舎に新たに設置された大きな鏡が怪しいことが判明。姿が隠せるスプーキー達は手分けしてその鏡を見張ります。
一方、他のPCは転校生の家に住んでいるオバケからいろいろ聞き出します。その結果、転校生自身はオバケの見えない普通の子供で怪しい点はないということがわかりました。
そこで犯人をおびきだすためスプーキーのPCが「ハニートラップ」の魔法で転校生を魅了します。その作戦はうまくいき、鏡のオバケの鏡子がPC達の前に現れます。PCが話を聞いてみたところ、鏡と一緒にこの学校へとやってきた鏡子は転校生を好きになったもの、彼がオバケを見ることができないため腹いせに彼に寄ってきた女の子の魂を抜いてしたようです。
PCは奪った魂を返すよう説得したところ、鏡の世界へ転校生をつれてくれば返してもよいと鏡子は言います。鏡の中はオバケの世界のため誰でもオバケの姿が見えるのです。
そこでPC達は転校生を連れて学校の大鏡から鏡の世界へと入ります。(ここからオバケ屋敷フェイズへ移行。)
鏡の中の学校を障害を乗り越えながら進んで鏡子と盗まれた魂を見つけます。鏡子は転校生を置いていけと言ってきたので交渉決裂で戦闘に。戦闘には勝利したものの、スプーキーPCの1人の魔力が戦闘で0に。「バタンキュー!表」を振ったところ1を振ってしまいサヨウナラ。(1/6なのになぜそこでこの目がでるかなぁ。)
犠牲は大きかったものの事件は解決。鏡子の処分については反省文をかかせるということになりました。転校生はこの事件をきっかけにオバケが見えるようになったようで、手鏡を持ち歩いてたまに鏡子と話をしているようです。そのせいで転校生のアダ名が「ナルシス」になったというのはどうでもよいことです。

              • -

PCに犠牲がでてしまったのは想定外。
キャラメイク後のプレイ時間は3時間程度でした。シナリオ内時間だと3日弱(11サイクル)とオバケ屋敷フェイズは5部屋。

オバケ屋敷フェイズでは現在の部屋数(何部屋目か)をわかりやすくするのと雰囲気作りのため、ボードゲーム『ミッドナイトパーティー』のボードを使ってみました。が、部屋数管理はそんなに煩雑でもなくオバケ屋敷フェイズはアクションの多い切羽詰まった状況が多いため、たいして役に立ちませんでした。(プレイが早めに終わったらこのボードゲームで遊ぼう、という意図もありましたがそれも空振り。)

以上プレイ記録。感想については後半で。


ご近所メルヒェンRPG ピーカーブー (Role&Roll Books)

ご近所メルヒェンRPG ピーカーブー (Role&Roll Books)