「ゲゲゲの鬼太郎」88話

録画したものを見ての感想なので先月に放映された回の話になってしまうのですが、『ゲゲゲの鬼太郎』の88話(12/21日放送)がD&Dの冗談シナリオみたいな話で面白かったです。
ウルトラクイズを知っている世代ならクイズラリーのシナリオを妄想したことは一度はあると思います。例えばTORGならレルム横断ウルトラクイズなシナリオを、RQならジェナーテラ横断ウルトラクイズといった感じで。『ゲゲゲの鬼太郎』の88話はその冗談をやってしまった回でタイトルもずばり「妖怪決死!!地獄横断クイズ!!」。D&Dが好きな人ならナインヘル横断シナリオとか、馬鹿なの?死ぬの?とか思ってしまうわけで。

鬼太郎 in Hellなこの話はタイトル通り地獄*1を横断しつつクイズで勝者が勝ち上がる話でした、最初は。ところが脱落者はその地獄を体験するという罰ゲームがあるため、砂かけばばあの台詞どおり「勝つも地獄、負けるも地獄。」状態。開始時こそ勝者勝ち抜けのクイズになっていましたが、途中からそんな競技はほとんど忘れられて参加者皆で協力して生き残る展開に。「これがTRPGのシナリオならプレイヤーの悲鳴が楽しいところだよなぁ」と変に納得。最後の課題もいかにもアスモデウス様っぽいもので馬鹿馬鹿しいものでした…あれ?閻魔大王でしたっけ。

元ネタがウルトラクイズということからも想像できると思いますが、優勝者への賞品にもオチがついています。普通の人なら欲しくないような代物。アニメの中でも「いらねぇ」と吐き捨てられてましたが、アスモデウス様だったら無理矢理受け取らさせるんでしょうね。「その文書をよく読め。」とか言って。

アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」公式ページ - 各話あらすじ - 88話

*1:残念ながら八大地獄なのでナインヘルには1つ足りない。