『タリスマン』を遊んだ


週末に『タリスマン』をプレイしました。 前回プレイしたときの反省を活かして今回は勝利。

今回プレイしてわかったのが、このゲームはやりこみが必要なゲームということ。このゲームは基本がスゴロクなので、最初はダイスの出目にかなり左右される運要素の強いゲームだと思っていました。それはある程度は正しいのですが、よく見るとダイスの出目で得られるアドバンテージは、カードやキャラの特殊効果で得られるものよりかなり控えめに設定されていることがわかりました。ダイスので目で得られる利益をこつこつと積み上げていっても、カードやキャラの特殊効果1つで全て水泡に帰すこともざらで、自分にそんな不幸がおきるとかなりへこみます。でも、それが展開をドラステックにしており、またどん底からの大逆転を可能にもしています。

カードやキャラの特殊効果は派手ですが、ほとんどの場合は何らかの対抗手段があります。(そして、これもまた絶対的な効力をもつ場合が多い。)また、特殊効果は単体でも派手なのにコンボを生み出す余地も多分にあります。このあたりはTCGの雰囲気に近く、やりこみが必要な所以ともなっています。
ただ、誤解のないように書いておくとやりこまないからといって勝てない・楽しめないわけではありません。TCGと違い1on1のプレイではないので、出る杭を叩く手間も叩かれるリスクも分散するからです。また、それが自ら意図したものではなかったとしても深く静かに潜行するのはよい戦術ですし、逆転要素は多めのゲームにですから。

ところで以前プレイした際はプレイヤー6人、今回は4人だったのですがどちらもプレイが4時間程度とあまり変わりませんでした。進行が悪くなったシーンが特にあったわけでもないのに。そういう風にデザインされているのかな。

あとダイスが絡むイベントの効果で「1〜3:悪いイベント、4〜5:何もなし、6:良いイベント」といった感じのが普通にあるのですが、このあたりはいかにも昔のゲームといった趣で懐かしくなりました。世界はたった1/6だけがやさしさでできているのです。


タリスマン 第4版改訂版 日本語版

タリスマン 第4版改訂版 日本語版