『デストラップ・ダンジョン』『ハウス・オブ・ヘル』

購入の際に別紙の冒険記録用紙が抜け落ちていないか確認するのはゲームブック者の嗜み。 店頭で手にとった本には別紙の記録用紙がなかった。念のため別の本屋へ移動して確認してもやはりない。カバー裏を確認しても白地。ひょっとしてHJのWebサイトでダウンロードできる…わけでもないみたい。なんてこった。 しょうがないので本を開いて記録用紙のページをコピー。

購入後は早速プレイ。「さあ、ページをめくりたまえ」の言葉は健在。
何度もプレイしたゲームなので楽勝、と油断してたら死んだ。リトライしたらまた死んだ。内容が旧版と変わっているわけではないようなので、私の記憶が結構あいまいだったということらしい。

それにしても相変わらず容赦ない展開。発売まではきっと原作の設定だけ残してギャルゲー化されていると思っていたら、全然そんなことはなかった。特に『ハウス・オブ・ヘル』は執事がメイド化されていたりするのかなと想像していたらナイスミドルになっていた。これはこれでー。
その他の男性はイケメン化されたりして旧版では"狂人めいた人"が今回は"とても胡散臭い人"に見える。『ゴーストハンター』みたいな雰囲気。

主人公に関していえば導入部の文章こそ少女にあわせて変えられてますが、ゲーム内では勝手に台詞をしゃべることもなく「君は〜だ」と昔と同じ語り節。たまに遭遇するイラストだけが主人公が少女になってることを思い出させてくれる程度。 逆に主人公が少女だと意識すると女NPCに対する描写に微妙に違和感をおぼえることもある。「若くてかわいらしい女」とか。いや、ひょっとしたらこれはそういうプレイなのか？
まさかね。

デストラップ・ダンジョン (HJ文庫G)

ハウス・オブ・ヘル (HJ文庫G)