巨大蜘蛛型機械を見てきた

先日、横浜はみなとならいへ「開港博 Y150」を見に行ってきました。お目当ては巨大蜘蛛型機械の「ラ・マシン」。
本物の蜘蛛は苦手なのですがアートとして模した程度なら平気…と思っていたらかなりリアルな出来でかなりイヤな感じ。それにガンダムほどではないとはいえ、想像以上に大きい。

しかも観客の方へ歩いてきます。「蜘蛛が来たら下がって道をあけてくださーい。」とスタッフ。

さらにブレスを吐きます。観客の方へ。もし属性が[酸]だったら即死してます。

D&Dでリトリーヴァ*1に遭遇した冒険者の心境はこんな感じだろうかと思いました。逃げるが勝ちですね。
ラ・マシン」は1日に5回ほど動かしているそうです。


あと会場内には路上トリックアートが描かれている場所もありました。ネットで路上トリックアートの写真を見たことはありましたが実物を見るのは初めて。日光が明るすぎるせいか、肉眼で見るよりファインダー越しに見た方が立体視しやすいように思いました。 


開港博を見た後は横浜そごうまで行き、そごう美術館の「ミヒャエル・ゾーヴァ展」を見て、夕飯を食って帰宅。まぁ、そんな休日。

*1:デーモンが作る超大型サイズの蜘蛛型人造。こんなの

トールキンカレンダー2010の絵

以前も書きましたが来年(2010年)のトールキンカレンダーの絵師はTed Nasmithで、テーマは「The Third Age of Middle-earth」。第三紀の絵が12+1枚収録されています。
カレンダーは既に発売されていて手元にあるのですが面白いモチーフの絵があったので紹介。
この絵です。

The Blue Wizards Journeying East

5人のイスタリのうち、東方へと旅だった2人の青の魔法使いが描かれています。
原作でも青の魔法使いたちは記述が少なく、挿絵で描かれることもまずありません。トールキンの3大絵師でもとりあげられたのはこの絵くらいではないでしょうか。TCGなど指輪物語のゲームでは描かれるのも珍しくはありませんが。

なお、月ごとの絵柄は以下の通り。

すこし眺めて満足したので、出番が来るまでしばし棚の奥へ。


Tolkien Calendar 2010

Tolkien Calendar 2010

週末は新横浜へ行ってきました

土日にJGCへ行ってきました。
当日参加なので物販部屋とそこのボードゲームの体験コーナー、トークショー部屋にしか入れませんがそれなりに楽しめました。

  • まずは書泉の特価輸入ゲーム漁り。邦訳された&されるD&D4thサプリ、MongooseのRQサプリが各種500円近い値段で転がっていました。ボックスタイプのボードゲームも1000円くらいでいろいろ。数年前のAvalonHill製品、AtlasGames、Z-manGames、Twilight Creationsのゲームが多かったように思います。欲しいと思っていた『Euro Rails』もあったのですが旧版だった*1ので迷った末にスルー。結局、やはり前から欲しかったAvalonHillの『Monsters Menace America』*2だけ購入。
  • ホビージャパンのブースでは『ミドルアース・クエスト 日本語版』の先行発売をしていました。パッケージにエラッタが書かれた紙などはついてなかったので一安心。あと箱イタミのゲームを3割引くらいで販売。最新作の『スモールワールド 日本語版』まであったのでびっくり。
  • アークライトの体験コーナーに「『レッドノベンバーを救え!』『操り人形』完全日本語版を今年中に発売!?」 との文字。
  • イエローサブマリン(ホビーベース)のゲームアクセサリの新製品に3面展開型の汎用マスタースクリーン。革製のクリップボードを3つ横に繋げたような製品で、外側にはエンブレムが箔押ししてあります。海外では珍しくない製品ですが、使い勝手はよさそう。通常版の他に少数生産の迷キン版があります。ウィッシュリスト行き。
  • 「ドラゴンを倒せ!09」

 恒例のT&Tイベント。みんなで山のような数のダイスを振り、MR36,000のドラゴンと戦うという内容。 このイベントはトークショー部屋で行われるので当日参加者でもプレイできます。ところが一生の不覚!ダイスポーチを家に忘れてきてしまいました。*3 ダイスの貸し借りは禁止なので、筆箱に入れて携帯している6面ダイスで参戦。
 結果は…ブービー賞でTシャツをいただきました。でも出目に納得がいかなければ振り直しOKとはいえ、6面ダイス2個のハイパーバーサーク振りで出目合計62を出したのだから自分ではよくやったと思います。例年ならもっと低い目の人がいるのになぁ。
 ちなみにドラゴン側はダイス数1,801個で出目合計14,088、これにMRの半分の修正が18,000、ドラゴン側の参加者の支援が58,044で総計90,132。これに対して人間側は総計20,8550。その内半分は2人の参加者によるもので個人のMaxは55,512(<魔剣>等の各種修正含む)。昨年に続いて人間側の大勝利でした。

 今年は個人的に悔しい結果だったので来年は5桁狙います。

  

 Role&Roll誌Vol59の記事で初めて登場した「にしかけみもじ(グループSNE)」という新しい名前はSNEの共同ペンネームとして作ったとか。矢立肇みたいなものですね。新しい方向性の企画をやるときに使っていくつもりだそうです。
 「西欠三文字」→「西が欠けた三文字」→「東南北」→「ESN」→「SNE」
 よく見ると「○○/グループSNE」ではなく「にしかけみもじ(グループSNE)」 ってなってますね。

 『ドラゴンランス秘史』の2巻と3巻はかなり期待できる内容らしいです。2巻はキティアラ、3巻はレイストリンの話ですが「戦記」の裏で各個人がどう動いていたかを描くだけに留まらず、2巻は「戦記」1〜4巻、3巻は「戦記」5〜6巻を裏側から語る物語になっているとか。指輪物語サウロン側から語った「指輪狩り」*4みたいなものなのでしょうか。

 角川つばさ文庫版の『ドラゴンランス』は訳語の変更に思ったより手を焼いたらしいです。例えば「屠殺場」が表現的にNGなので「屠場」「動物を処分する所」などの代替表現を考えたりとか。

 ソードワールド1stの小説は『魔法戦士リウイ』が今月号のドラゴンマガジンで完結するそうです。これで魔精霊アトンとの戦いにやっと決着がつくことに。著者の水野氏が語るにリウイは肉体マッチョで女にもてまくる戦士コナンがイメージの1つとしてにあったようです。それを聞いてもしコナンシリーズをつばさ文庫あたりでだしたらどんな感じになるだろうと変な妄想をしてしまいました。

  • 閉会式

 銀爺がジェダイのコスプレしてライトセーバー持っていました。閉会式では壇上で「少しは腕を上げたようじゃな。しかし、学ばねばならんことは、まだまだたくさんあるぞ。」とのたまい、会場が大笑い。


来年のJGCが楽しみです。

*1:最近4版がでました。

*2:合衆国を各種モンスターが蹂躙していくゲーム。

*3:ボードゲーム体験プレイにはいらないよね、と持ってこなかった。このイベントのことすっかり忘れていた…。

*4:『終わらざりし物語』収録

来週から平常営業

コミケに参加された方々、お疲れさまでした。また本を手にとっていってくださった方々、ありがとうございました。
今回でサークル参加は2回目でしたが、いろいろと失敗しつつだんだんやり方がわかってきた気がします。作り方・売り方の下手な部分が見えてきた、という程度ですが。

『Grimm』については単独で完結しているゲームなので、ここ1年の動きは基本的にありません。ただ、気がついたら『Grimm d20』がDriveThruRPGの販売リストから消えていたというくらいです。(FFGのHrizonがシリーズごと消えてました。)WotCがPDFを急に引き上げた教訓からもわかるように、PDF販売だからいつまでもあると油断はできないということでしょうか。

日記の方は最近更新できていませんでしたが、今週末で忙しいのが一区切りつくので来週あたりから平常運転に戻る予定です。書きたいネタもあるので。

コミケ


かなり遅れましたがコミケの頒布物は以下の通りです。


スペース:

  • 8/15(土) まー06b『鬼の住処』


頒布物:

  • TRPG『Grimm』解説本〔世界編 1〕 頒布予定価格 ¥100

  Fantasy Flight Gamesの児童ダークファンタジーTRPG『Grimm』の解説本。グリムランドの概観について簡単にまとめた本です。


前回のご意見で世界について知りたいという声が多かったので今回は背景世界であるグリムランドについてまとめました。最初はd20版Grimmにだけある地図をベースにして書いていたのですが、作業を進めているうちにd20版でないGrimmの記述と若干あわないところがあったため、両方の記述から要所だけをピックアップしてまとめた形にしました。基本的に後に出版されたd20版でない『Grimm』の記述を優先しています。
グリムランドの案内ブックレットくらいの気持ちで読んでいただければ幸いです。(…コピー折り本ですし。)

よろしくお願いします。

指輪物語 MMO と D&D MMO が国内サービス終了

さくらインターネットが提供していたMMO 「ダンジョンズ&ドラゴンズ・オンライン − ストームリーチ」と「ロード・オブ・ザ・リングス オンライン − アングマールの影」が9月いっぱいで日本でのサービス終了する旨が告知されました。サービス開始から2年で撤退という残念な結果。


ロード・オブ・ザ・リングス オンライン アングマールの影
http://www.lotro-japan.com/


ダンジョンズ&ドラゴンズ・オンライン ストームリーチ
http://www.ddo-japan.com/


こうなる兆候は前々からあったので、コミュニティの反応は比較的冷静な気がします。
海外でのサービスは続くのですがキャラデータ転送などはしてくれないとのことなので、どういう風に(&どこの鯖に)移住するかとか、これを機に引退するとかそんな話がされています。

7月末から国内サービス終了の9月末までは完全フリーになるので、手を出していなかった方も最期に物見遊山気分で試してみるのもありだと思います。万が一、廃人になってしまっても9月には消えてしてしまうのである意味安全です。

ホビージャパンから『Middle-Earth Quest』日本語版?

Middle-Earth Quest (BoardGameGeek)
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/31563

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 Devir
 Fantasy Flight Games
 Hobby Japan
 Kosmos (Franckh-Kosmos)


ホビージャパンゲームBlogで何かの日本語版が来るとは予告されていたけれど、まさか『Middle-Earth Quest』が入っているとは。


6/29追記ホビージャパンゲームBlogで正式に告知されました。9月発売予定、予価8,500円だそうです。